novel
□今宵あなたと
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「用がないなら呼ばないでよね。」
畳み終わった洗濯物を抱え、タンスへと向かう。スタンが横になっているベッドの横を通り過ぎようとした途端、ガバッと後ろから抱きつかれた。いきなりの事に驚き、持っていたものをすべて落としてしまった。
「きゃぁ!!いきなりなにすんのよ!」
黙ったままさらにぎゅっと抱きしめる。
「ちょっと、離しなさいよ!!」
ルーティの項に唇を近づけ軽く息を吐く。
「んっ・・・!」
ビクリと跳ねるように反応する体。
「・・・ちょ、やめて!」
「やだ、やめない・・・。」
スタンはルーティの首筋をなぞるように唇を落とす。
「・・・ちょっ・・!!」
「もういいだろ?」
バッとルーティを正面に向け、強引に