『short novel』
□いつか隣に
1ページ/4ページ
昨日、いや正確には今日の夜中か。
流れ星を見た。
とても綺麗な星の群れたち。
その光の下にいた僕は、とても幸せな気分に浸っていた。
愛する妻の体に、新しい家族が宿っていることを知った。
そのことについてちょっと揉めてしまったけど、互いの気持ちを理解し合い、一件落着、僕らは新たな幸せをこの手にした。
僕がパパになり、彼女がママになる。
そう考えるともう…、嬉しすぎてたまらなくなる。
この幸せを独り占め、いや二人占めか、出来るなんて最高の気分だ。
朝から体がソワソワソワソワして落ち着かない、気を抜くとすぐに頬が緩んでしまう。
幸せって、こんなにも人を暖かくさせる素晴らしいことなんだな。
いつにもなくそんな風に感じる、
春の始めの、今日この頃ー。
。