01/07の日記

14:31
タイトルなし
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「うーす、山崎」
「あ、沖田さん。あけましておめでとうございます」
「あけおめー。ちっと聞いてくれぃ、すっげー怖ぇ初夢見ちまったんだけど」
「え、あんた怖いもんとかあったんですか」
「ひとをなんだと思ってんでぃ。たしかに基本的にゃねーけどさ、やマジ、超怖かったんだって」
「で、どんな夢だったんです?」
「万事屋のチャイナにチョコ貰う夢」
「すみません、全っ然意味わかんないです。それのなにが怖いんですか?」
「あー、うん、頑張ってどう怖かったか説明してやっから、おめーも頑張って想像力働かせろぃ」
「なんでそんな偉そうなんすか……」
「おめー俺の役職を言ってみろぃ」
「はいはい、わかりましたよ一番隊隊長殿」
「よし。あのな、こう……俺は真っ白いところにいてだな。ふと足元を見たら、黒いもんがうごうごしてたわけ」
「うわ、その続き聞きたくない……」
「そーそー、俺もヤツだと思ったんだけどよ、違ったんでぃ。よく見たらカブトムシだったんだよ。しかもコーカサスオオカブト!」
「えーっ、いいですねぇ!」
「だろぃ? ちょーかっこよくってよぅ!」
「まぁ夢ですけどね」
「あれは惜しかったなぁ」
「それで、どうしたんですか?」
「そりゃもちろん捕まえたぜぃ。いつのまにか虫籠持ってたし。そんで気づいたら、あちこちにレアなカブトムシとかクワガタとかが点々と落ちててよ、夢中で拾いまくってたんでぃ。したら、突然目の前にチャイナが現れて、俺のカブトムシを寄越せって言ってきやがったんだ」
「そういえば、瑠璃丸を探してたときもそんなことしてましたよね」
「そーだっけ? 覚えてねーや。んで、もちろんやるわけねーだろ、てめーはフンコロガシが似合いだって言ってやったんだ。なのによ、気づいた虫籠ごとチャイナの手に渡っててよー」
「夢じゃよくありますよね」
「返せっつってもうまく取り返せなくてよ、チャイナがこれと交換って言って、ちっこい箱を寄越してきたんだ」
「あ、もしかしてそれが……」
「そう、チョコだったんでぃ。しかもさ、怖いことにこれが、ゴディバのチョコなんだよ……!」
「ゴディバ!? 高級なチョコじゃないですか! それをチャイナさんから……。た、たしかに怖い……!」
「もうな、俺はゴディバがこんなに悪の組織みたいな名前だと思ったのは初めてだったぜぃ」
「そ、それで?」
「チャイナは交渉成立だーっつって俺のカブトムシ食いやがったんでぃ」
「こわっ!」
「しかもよりによって一番高い
サタンカブトを!」
「下手すりゃ100万くらいするあれを!? もったいない!」
「で、飲み込んだ瞬間チャイナごと爆発!」
「こわーッ!」
「だろー!?」


「あいつらあの話の何がおもしれえんだろう……。やべぇぞトシ、若いやつらの笑いについてけなくなったらおっさん確定だ……!」
「いや、あの話はついてけなくていいだろ、どー考えても馬鹿の会話だろ」




130107
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あけましておめでとうございます! 長らく放置していて申し訳ありません。。
そして新年一発目がこんな意味のわからない小話もどきですみません……。久し振りに、沖田と山崎の果てしなくただの会話ってかんじのものが書きたいなぁと思いまして。
ちなみに今回は、「悪の組織みたいな名前のゴディバ」と「コーカサスオオカブト(クワガタ)」など、ラーメ/ンズという芸人さんのネタを盛り込みたかったというすごくゆるーい動機だったり……。

ちなみに、もーちょっとちゃんとした新年ネタも考えています。が、こらからテストだなんだと忙しくなるので、書き終わるころには2月になっているかもされません。。

今年こそ更新頑張ります!
よろしくお願いします!

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