08/30の日記

21:38
むつさんとさかもとせんせいとたかすぎくん
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(むつさんとさかもとせんせいとたかすぎくん 3)


「おい高杉! くそっ逃げ足の速い……!」

「おー、どーしたき陸奥」

「さっ坂本!? おおおんし、高杉に会ったがか!?」

「高杉? また高杉がなんかしたんか?」

「知らんのか……よかった。それにしても、あやつ、今日というは今日は許さん!」

「おんし毎回そう言っとうぞ。まぁまぁ落ち着いて、先生になにがあったか話してみゆう」

「な、なにがって……あやつがその……」

「うん?」

「おんしに……その……言うと……」

「わし? わしになにを言うんじゃ?」

「だ、だから……わしらは……幼なじみじゃけんど、教師と生徒で……でもわしは……」

「ほうじゃの、ご近所さんじゃったからのう。まさかあの娘っ子がこない大きゅうなってわしの生徒になろうとはの! 運命というやつかのう!」

「なっ……!」

「あはははは、こげなこと言うとまた陸奥に馬鹿なことをと叱られてしまうのー。わしは昔から陸奥に叱られてばかりじゃな」

「わ、わしだって叱りとうて叱っとるわけじゃなか! おんしがいつも!」

「それもそうじゃの! あはははは。しかしまぁ、最近陸奥を怒らすのは高杉の仕事になっちょるの。わしもついに引退じゃなぁ。なんじゃ、ちょびっと寂しいもんじゃのう」

「…………坂本、」

「うん? ああ、高杉を探しとるんじゃっけ? こっちには来とらんようじゃ、別を探……」

「違う。高杉なんかどうでもええんじゃ。わしは……わしはっ……!」





「わ、わ、わわしは! おんしが気に食わんのじゃあああ!!!」

「ぶきゃぁああ!! なな、なんしゆうかぁああ!! なして回し蹴り!? サ、サングラスが割れて目にッ目にいいい!!」

「わしはッ! まだまだまだまだおんしを叱り倒し足りん! おんしには常識が足りんのじゃ! なんじゃこのモサモサはぁぁあ!!」

「いだだだだだ!! 引っ張るんじゃなかぁあッ!!」


「馬鹿かッ! なにやってんだお前は!!」

「そ、その声は高杉か!? 救急車をッ! かわいいナースの乗っとる救急車を呼んでくれッ! おりょうちゃんのナースコスでもブッ!」

「そういうとこじゃ! 生徒に手を出す教師がおるかッこの変態毛玉があぁあ!!」

「ちょ、落ち着け馬鹿女! 蹴るなっつの! これ以上蹴ったらさすがに死ぬから! つーかもう落ちちまってるから!」

「うるさいきッ! もとはと言えばッきさんがッ!」

「もう俺ァ関係ねぇだろ! つうか、ああもうなんだお前!? 泣くくらいなら蹴るんじゃねーよ!」

「っく、うるさいッ……!」

「……ったく、なんなんだよおめーは……」





120830
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管理人は坂陸奥派です! これ重要!
特になにも考えず書いていたら、すごい少女漫画のワンシーンみたくなりました……。
当初の目的では、坂本さんを前にしどろもどろする陸奥さんに、痺れを切らして高杉が「はやく押し倒しちまえ!」とかヤジいれて、「きさんなにを覗いとるんじゃぁあ!」と怒鳴る、というオチになるはずだったのに……あれ?
なにこの話、シリアス展開? しかも高陸奥?
少女漫画なら、高杉が「あんなやつ止めてもう俺にしろよ」とか言い出しますね。←自分で書いていてさぶいぼが……ぐああ!(すみません)

ちなみにこのあと、ふたりはとりあえず逃げました。現行犯は面倒くさいので。


続く……んでしょうね、これ……。。

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