オリジナル

□萌々戦隊萌レンジャー
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僕の名前は黄金井鈴太郎。



うちの学校は男子校で非常にむさ苦しい。






ので!!





「僕と一緒に萌を学校に溢れさせないかい?清透明君」
「黄金井先輩…」
「その名も萌レンジャーっ!!」
「……僕次移動教室なんで…「まあまあ」


がしっと可愛い可愛い後輩を捕まえる。
「いやぁっ!!!離してぇ!!僕は平凡な日常を送りたいんだあああっ!!」
「平凡な日常にピリリとスパイスを」




僕は明君と絡み合う。
周りから『あれがBLかぁ…』などと聞こえるが問題なし。





「僕が萌イエロー君が萌スケルトン」
「スケルトンっ!?戦隊で透明となっ!?」
「さあ、次のメンバーを探しに行こうか」
「いやああああっ!!」





 




明君を引き摺りながら1年生の廊下を歩き回る。







「あとはレッドと…」
「レッド…あ!それっぽい人僕知ってますよ」
「え?」







「赤星太陽君です」
「ちーす!赤星太陽っす」
元気なわんこか。
しかも赤髪……確かにレッドだ。


「赤星君、君は戦隊物に興味はあるかい?」
「……」
うわ、突然の真顔。
てか真顔格好良いな。



「おおありっすよっ!!ヒーローは男の子の憧れっす!!」
ほぉ…16歳の自分を男の子と称しますか。
「で?それがどうしたんすか?」
「君もヒーローになれるんだ」
「マジっすか!?わぁい♪わぁい♪」


ふふふ…可愛い奴め。
「あ…でも」
「ん?」


だだだだだだっ!!
…凄い足音がする。
ばんっ!!
と教室の扉が力強く開いた。


「太陽を変な事に巻き込まないで下さいっ!!」
わ…今度は青髪。
1年生は校則を知らないのかな?
「てか…彼は誰?」
「彼は青海冷君です…赤星君の保護者みたいな感じです」
「へぇ…」


「太陽、変な奴に関わるな」
「冷っ!冷っ!!俺ヒーローになれるって!!」
「…あのなぁ…」
「俺がヒーローになったら冷の事守ってあげれるなっ!!」
「…………太陽…」


あ…ときめいてるなぁ。
「……………太陽が入るなら僕も入ります」
え?眼鏡のクール……ブルー決定。
「もし太陽に何かあったら先輩、清透………産まれて来た事後悔させるからな?」





ツンデレ?
え?てかツン(その他)デレ(太陽)なのかな。




「でもこれでレッドとブルーとイエローとスケルトンが手に入ったね」
「スケルトンって…お前か?清透」
「うん…」
「良いんじゃね?斬新で」
「あ、赤星君、誉めないで、めっちゃ青海君が睨んでるから」


「と言うか先輩、もっとメジャーな色は居ないんですか?」
「メジャーな色ねぇ……あ!」
「「「?」」」


色と言えば…居たなぁ…。














所変わってここは2年生の教室。




「はぁ?戦隊物ぉ?何よそれ」
この子は紫菫。
オカマだけど怒るとおっさんだよ。
「誰がおっさんよ」
「ははは、心を読まないでよ」

何て話してると…
「先輩…もしかして次のメンバーって…」
「紫先輩って事は萌パープルっすか?」
「又マニアックな色を……」
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