彷徨って、悪の夢の歌を聴き続けるよ。
□alumina
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「今日は何使う??」
手枷をされてるから自由に動けない。
それが咲人には良いらしい。
「…っは……コレに…コレ…っ…」
手にしたのは二種類のローター。
ローターとかバイブとか拡張器とかが
俺の知らない内に増えていってる。
多分黄泉に使おうとしてるからだと思う。
封切ってないし。
「咲っ…ぐ」
話しかけようとしたら
咲人のソレを口内に入れられた。
「舐めて…よ、新弥の…口に出した…いから…」
全く健全じゃない飼い主とペットのこの関係。
求めてるのには応えなきゃと思い
舐めたりすぼめたりしてると
堅くなってきた。
「………瑠樺さん…躾過ぎ…」
咲人は苦しそうな顔で笑うと喉元まで押し込んできた。
俺が咳込むと咲人は満足気な顔をして
「大好き」と言った。
あ、飼い主冥利に尽くわ。
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