彷徨って、悪の夢の歌を聴き続けるよ。
□邂逅catharsis
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「新弥」
アンタの声に縛られてもう何年経つかな。
咲人は黄泉と散歩に行ってる。
距離を縮めて近付いてく。
ソファに座ってる瑠樺さんに跨いで抱きついた。
瑠樺さんはオレの顎を掴むと少し乱暴に口付ける。
暫くキスをして離れて又しようとした瞬間。
「ただいま―――っ!!」
黄泉の元気な声が聞こえた。
急いで離れようとしたら瑠樺さんに腰を抑えられて又塞がれた。
するとリビングに来た二人は反応した。
「わぁ」
「新弥のヘタレ」
そりゃないだろ、咲人。
仮に主人なのに言い方があるだろうに(泣)
今度はさっきよりも長く絡め取られる様に口付けられて離れた頃は瑠樺さんの胸に凭れる始末だった。
オワリ。
→おまけ。