・・・の憂鬱

□ちょっとした心残り
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「そろそろ俺もイきたいんだが」

そう言うと古泉の蕾のまわりを指でなぞり、ゆっくりと押し入れた。

「っ…」

小さな異物感に背中を反らせながらもキョンの首に腕を回し唇を求める古泉。
キョンは古泉にキスをしながら指を増やしていった。グチグチと音を立てながら綻んでいく蕾から指を抜くと収縮を繰り返した。

「こんなにして…何が欲しいんだ?」

「…っ、意地悪ですね」

「冗談だ。だが、古泉から言ってくれるとかなり盛れるんだが」

ベルトを外し、衣服を脱ぐ。キョンは大きくなったキョン自身を古泉の太ももに宛てた。

「そんな所に宛てないでください!…早く…射れてくだ、さい」

言われるや否や、キョンは古泉の足を持ち上げ、自身を挿入した。

「あっ、あっ、っ」

どんどん奥へ入っていく異物に声を押さえる事が出来ずに嬌声が部室に響く。
それは奥に入れば入るほど高く艶めかしくなった。

「古泉っ…ん。力抜けって」

「はっ、ぁあ。あぁん…イっちゃ」

一度果てた古泉自身は再び腹に当たるほど立ち上がっていた。白濁で先端を濡らし、腹にも零している。

「ここか?」

キョンが一定の場所を突くと、擦れたような嬌声が古泉の口から零れた。

何度もそこばかり突かれ、古泉は半ば意識が朦朧としてきた。

「キョンく…キョン君…ダメっ、もっダメです。ぁ、ひぅ…」

キョンはゆっくりと自身を抜いていった。
古泉は安堵の息を吐いた。が、キョンはギリギリの所まで抜くと、一気にさっきの所を突いた。

「ぁあ、んっ、ぁぁああ!!」

古泉は自分の腹に白濁を撒き散らした。同時に後ろもギュッと締め付けた。

「…っ」

締め付けられたキョンは古泉の中で果てた。
互いに荒い呼吸を繰り返し、汗を拭く。キョンは自身を抜き出すと古泉を起き上がらせ、唇を重ねた。





窓全開、濡れタオル、雑巾、バケツ。
古泉を綺麗に拭いて服を着るのを手伝うと椅子に座らせ、キョンは床を拭き始めた。
ハルヒに何か言われないように換気も十二分にする。床も無駄に擦る。完全に元通りになった所で外はもう真っ暗だった。




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