詩集T

□君の背中へダイブ
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ゆっくりと歩く私の少し前を
楽しそうに鼻歌なんて歌いながら歩く
大好きな君の大きな背中

笑みを浮かべているだろう
君の顔を見たくて
君に気付かれないように
後ろから少し覗き込んでみた

予想通り笑っている

君は覗き込んだ事に気付いてないみたいで
なんだかそれがつまらなくて
君の背中に思いっ切り飛び乗ってみた

君は驚いて情けない声なんてあげちゃって
いきなり飛び乗るなとかぶつぶつ文句を言ってる君は
やっぱり笑顔のままで

そんな君に 私もつられて笑ってる

昼下がりの私と君の小さな幸せ―――

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