詩集T
□待ち惚け
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君ではない人の愛情に溺れ
サヨナラと君に背を向け去る私を
引き止めた君の手を振り解いたのは
紛れも無く私自身で
哀しい君の声も聞こえぬふりをして
逃げる様に去ったあの日
今更どんなに君に逢いたいと願っても
その願いが叶う事など無く
何時かきっとまた君に逢えるなんて
永遠に無いのだろうけど
それでも私は自分勝手だと思いながらも
一人君を待っているのです
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