07/27の日記

01:24
突発
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※限←良♀












 すごくギスギスした視線。
纏う気配も冷たくて、トゲトゲしている。
雪の結晶みたいな奴。
 近寄ったら冷たくて尖ったそれで切り付けられそうで、それでも近寄ったら溶けて消えてしまいそうな。
 無口で、たまに口を開けば神経を逆なでする台詞ばかり。
だから言い返せば、無視するか辛辣な言葉しか返ってこない。
 疲れないかな。
寒い場所にいれば体が強張って動かなくなるみたく、冷たい雰囲気纏えば疲れてしまいそうで。
 そんな志々尾がたまにそれを消す時がある。
 傷だらけの携帯電話の着信ランプが光った時。
掛かる相手が限られているその携帯電話のサブディスプレイがある人の名前を表示した時。
 知っている人。
志々尾はその電話に出ると、一瞬緊張するけど一言二言話すと冷たさを消す。
笑ったりするわけじゃないけど、それまで見えなかった内心が見える。
 悩んだり弱ったり、年相応の弱さを晒したり、強がったりするのがわかった。
 何だか羨ましくて、隠れてその光景を見ていた時に飛び出して携帯電話を引ったくって通話相手に文句を盛大に言って切ってやった。
 志々尾は驚いていたけど、すぐに本気で怒ってきた。
 良かった、俺にも本音出して来た。
少し嬉しいけど、俺も本気だして怒らなきゃ喧嘩にならねぇや。
 ギスギスの消えた、志々尾と喧嘩しなきゃ、いつまで経っても志々尾は尖ったまんま。
 お前と同じく、俺も不器用。
 学校の屋上で、盛大な怒鳴り声の応戦。



***

久しぶりに突発(笑)
中学の限←良♀。
このパターンはきっと良は自分の気持ちに気付いていなくて限に心開いてもらいたいぐらいな感じです。

通話相手はいわずもがな正守さん。
限が無条件に信頼している正守に良守は無意識にヤキモチ妬いてるわけですよ(´∀`)ノシ


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