02/12の日記

17:44
突発
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※限良♀家族設定。修史さんと次男メイン。












 「じーちゃ、おやちゅたべ?」
掃除機をかけていた修史に快がことりと首を傾げて訊いてきた。
 先程から甘い良い香りが漂っていたので、良守が何かお菓子を作っているのだろうと予測はしていた。
どうやら出来たらしく、快は修史に一緒に食べないのかと訊きにきたらしい。
 修史は掃除機を一度止めると、にっこりと微笑みながら快の頭を撫でて答えた。
「じいちゃんは掃除機かけたら食べるよ。快は先に食べていていいよ」
「かぃ、じーちゃとたべーッ」
 ニコッと笑いながら答える孫のかわいらしさに抱きしめてやりたい衝動にかられながらも抑え、かわりに緩む頬を抑えずに修史は笑い返した。
「そっか、じゃあ少し待っていてくれるかい?この部屋で掃除終わるからね」
「うっ!かぃ、まちゅッ」
 可愛い返事にうんうんと頷き、修史は再び掃除機をかけはじめる。
掃除機をかけるのに移動すると、快はぽてぽてと後ろに付いてくる。
藍鴨の行進を彷彿とさせる末孫のかわいらしさに、修史は鼻歌を歌いながら丁寧に掃除を進める。
快も楽しいのか、その鼻歌に合わせて歌いながら付いてくる。
 可愛い孫が早く大好きなお菓子を食べられるように掃除のスピードをあげ、隅々まで掃除機をかけてしまうと漸く修史は掃除を終えた。
 「はい、快終わったよ」
くるりと快に振り返って笑うて、快はにんまりと満面の笑みを浮かべた。
「かぃ、もーたべーッ」
「え?」
快はクッキーをポリポリと食べながら笑った。
 どうやらクッキーを良守から自分の分と修史の分を一枚ずつもらい、自分の分の一枚を食べながら修史の後を付いて回っていたようだった。
丁寧に掃除機をかけた部屋には隅々までクッキーのかけらや粉が落ちていた。
 ガーンと、修史の頭の中で凄まじい音が響いた気がした。
「じーちゃ、たべー」
ニコニコ笑いながら快が修史の分のクッキーを差し出した。
「うん、ありがとう、快…」
ちょっと悲しくなった午後。
「じーちゃといっしょ、いっしょたべーッ」
残ったクッキーを嬉しそうに頬張る孫を見ると、まあいっか。と思える修史だった。




***

実は実話(笑)

修史→ぴよママヤング時代
快→ぴよ姉二歳児時代


ママンから聞いて爆笑したのとこれ置き換えたら面白そうだと思って書いてみた(笑)

息抜きだったので、執筆してきます(笑)

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