永遠を貴方と
□二話
2ページ/7ページ
「わーッッ!
すごいすごいすごいッッ!!」
「ハシャいで転ばないでよー?」
月奈の犬のようなハシャぎっぷりに柳宿はフッと頬を緩ました。
「町って賑やかなんだねー!」
月奈の遊んで攻撃に根負けした柳宿は、月奈を連れて町へと繰り出したのだった。
「ところで柳宿」
「なぁに?」
「なんで男装してんの?」
「は?!ι」
女2人では絡まれちゃ厄介…と、男の姿で出て来た柳宿。
あたしが男だって気付いてなかったのねこの子…
まぁ、あたしくらい綺麗じゃ仕方ないけどーw
「??ι」
フフフと不気味に笑う柳宿に月奈は首を傾げた。
「女の格好じゃ、変な奴に絡まれたとき厄介だからね」
嘘は付いてない。
「ふぅん。
でも柳宿、男の人の格好も似合ってるね。
しっくり来るっていうか…」
ニッコリ笑う月奈になぜか頬が熱くなった。
「美人は何着ても似合うから困っちゃうわー」
ホホホと笑う柳宿に「自分で言うか」と月奈は笑った。