【さ行】と【た行】の花の育て方

□『せ』で始まる花のメモ
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【セネキオ(セネシオ)・シネラリアの育て方】 耐寒多年草

 別名:ダスティーミラー、シロタエギク(白妙菊)
 属名:セネキオ(セネシオ)属

 彩の少ない冬の花壇を寒さに負けずシルバーリーフで彩ってくれる代表的なキク科、セネキオ(セネシオ)属の花です。そっくりで名前も同じだけど属の違うセンタウレア(ケンタウレア)ものが存在します。増殖の手軽さからかこちらのほうが流通量は多めかもしれません。センタウレアより切れ込みが深く、葉の色は次第にやや緑がかってきます、また花の色が決定的に違うので、咲いてみて、ああ、こっちだったのかと思うことも。また、同じセネシオ属にシネラリア(サイネリア)という花があり、時々誤解されることも。
 
 草丈:放置すれば60〜100センチ(品種による)くらいまで育ちますが通常刈り込んで仕立てます

【育て方・管理方法】

 花期:5月〜6月、9月
 花の色:黄色
 水やり:鉢土の表面が乾いたら根元にたっぷりと。少し乾燥気味に管理したほうが良い。夏は午前中か夕方の気温の下がった時間に与えたほうがよいです。
 光:日光のよくあたる場所を好みます。耐陰性はあまりありませんので室内だと日の当たらない場所では徒長してしまいます。
 土:とくに選びませんが過湿は好きではないので有機質の水はけの良い土のほうがよいでしょう。
 温度:耐寒性は非常に高く、よほど強い霜にでもあたらなければそうそう枯れません。夏の暑さと蒸れにはやや弱いので猛暑の炎天下には注意
 肥料:春や秋は緩効性肥料(置き肥)を2ヶ月に1回程度与えるか、液肥を2週間に1回程度与えます。ただし肥料が多いとその分どんどん伸びて成長するので甘やかさず少なめにしたほうが仕立てやすいです。
 病害虫:アブラムシ、アオムシ、ヨトウムシ。
 手入れ:。伸びすぎて姿が悪くなったら切り戻します。花を咲かせてしまうと夏越しする体力がなくなり、枯死することもあるので株を大きくするなら花は摘んでしまうほうがよいです。花後は強めに切り戻し仕立て直します。古株になるとどうしても下葉が枯れて寂しくなったり、葉の銀色が色あせてきたりするので挿し木やタネで更新するほうが一般的です。
 植え替え:春か秋が適期。根詰まりした株は植え替えを。植え替えの際は土を3分の1程度落とし痛んだ根や古い根を整理し、地上部は2分の1くらいきり戻して植え替えます。
 増やし方:挿し木は5月〜6月か9月ころが適期ですが、わりと成功しやすいので剪定したらとりあえず挿しておくと案外着いてたりします。若い枝を使い、剪定ししばらく水上げした後使います。芽が動き出すまでは半日陰で管理。実生(種まき)は3〜5月か9月ころが適します。(発芽まで2週間ほど)
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