HIROxDAI小説

□冬のひとコマ
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Q、冬といえば?





時計の針が3時半をちょうどさした時

ピンポ〜ン

「はいはいは〜い、今開けま〜す」
と言いながら急いで扉を開けると大ちゃんが立っていて
「お邪魔しま〜す。」
って言いながら中に入っていった
苦笑しながら俺も戻ると
「ヒロ、なんかこの部屋に似合わない物がある〜。」
って出したばかりのコタツに入っている大ちゃんが言った
「って言いながらちゃっかり入って暖まってる人は誰かな?」
って笑いながら聞くと
「は〜い、僕で〜す。」
と言いながら手を上げた
その動作が子供みたいで笑っていると座っている大ちゃんの前にコンビニの袋が置いてあるのに気づいて
「大ちゃん、その袋…なに?」
と聞くと
「ん〜?デザートにって思ったんだけど…さっき笑ったからヒロにはあげない。」
「え〜!」
「僕見て笑うからだよ。なんか言うことあるんじゃない?」
「…ごめんなさい;」
「う〜ん……仕方ないな、一緒に食べよ。」
と言いながらニコッと笑った
「よかった。それじゃ、なんか飲み物入れてくるね。」
「あ、僕紅茶があれば紅茶がいいな〜。」
「じゃあ、俺も紅茶にしよ。パックでいいでしょ?」
「うん。」
その返事を聞いてから台所に行きまた戻って来た時にはテーブルにケーキが出されていた
大ちゃんの正面に座ると
「ヒロは、どっちがいい?」
と聞いてきた
「えっと…こっち。」
と言って苺のショートケーキを取ると
「じゃあ、僕はこっちだね。」
と言いながら嬉しそうにチョコレートケーキを取った
(やっぱりね。)
と思いながら大ちゃんの前に紅茶を出すと
「ありがとう。」
と言って機嫌よく食べはじめた
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