DORAGONBOLL
□お題小説
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CC社長室
「ね〜ぇ、トランクス。将来の夢って何かけばいいんだろ〜?」
座り心地のよいソファにぼすって座り込みながらあたしはトランクスにきいてみた。
「パンちゃんは将来なりたい職業はないのかな?」
トランクスは私にコーヒではなくお砂糖たっぷりのホットミルクをさしだしてくれる。
子供扱いは嫌なのに。13も離れているから仕方ないのは最近わかってきたけどね。
「解んないから困ってるのよ。作文の宿題なの。」
あたしが怒ったようにいうトランクスは苦笑した。
「そ〜だ、誰かを参考にしてみたらどうかな?」
「パパは学者、悟天叔父さんは笑いながらなるようになるんだって いってたわ。全然参考にならないと思わない?」
「はは…」
トランクスはとくに悟天おじさんの計画性のなさに呆れたように呟くとコーヒを飲み干してしまった。
「ねぇ、トランクスの将来の夢って何?」
あたしは興味があるのでトランクスにきいてみた。
「将来の夢か…。今はCCの社長だけど、そういえば子供の頃はいろいろあったな〜」
「あたしトランクスの将来の夢知りたい。教えて教えてっ」
あたしは身をのりだしてその先をせかした。
「えっと、最初は誰よりも強い戦士になりかったんだよ。それから教師とか芸能人も憧れたりしたけど、会社を継いで母さんみたいな立派な科学者を目指す事にしたんだ。」
「トランクスってば夢多き少年だったのね。」
あたしは意外に思った。トランクスは子供の頃からCCの後を継ぐつもりだと思ってたから。
「それからもう一つあったよ」
私が感心してるとトランクスは思いだしたように付け加えた。
「可愛いお嫁さんをもらうこと。そうパンちゃんみたいなね!」
トランクスの言葉にあたしは耳の先まで真っ赤になってしまった。
恥ずかしさのあまりあたしはトランクスから視線をそらした。
「トランクスってばいきなり何いってるのよ?」
「書くことないならお嫁さんとでもかいておいてくれるかな?」
トランクスはにっこりほほ笑む。
あたしはそっぽをむいてトランクスに答えた。
「考えておいてあげるわ」
END
《後書き》
お題はむずかし〜トランクスの性格が難しい。こんな駄文ではありますが感想などありましたら掲示板までどうぞ。