NARUTO

□2人は一緒
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珍しく俺は悩んでいる…いうべきか…否か…あきらかに否だな。そもそも事の起こりは…この間…一期上のガイ上忍の率いるフォーマンセルと俺達…イノにチョウジ…担当上忍のアスマで合同任務をやった…。任務っうのは図書館の…はっきりいってくだらない…下忍の任務並で中忍や上忍の俺達がやる必要性は全くない…火影に抗議したが却下された。イノにかんしては文句をいいたそうだったが…上忍のネジ達が諦めて?黙々とやっているのにいえる訳がなかった。まぁ…そんなことはどうでもいい…今の問題は俺の手の中にあるこの本…『さっきから何考えてるんだ?』隣りを歩くテマリの声で考えを中断させられる。『な…なんでもねぇよ』慌てて答える俺に冷ややかいうテマリ『…何隠してる?』俺は困った…。何故かこういうときだけ鋭いんだよ…こいつは。けど…正直にいったらこいつは俺を馬鹿に?するだろうからいいたくねぇ…そのうえ面倒だ…。『なんでもねぇっていってるだろーが…』その答えにテマリは不機嫌になり口調が恐くなってゆく『私には言えないような事なのか?』俺は唸った。すでに俺は正直に話すしかなかった…結局テマリに弱いんだよな。んで…離し終えて隠していた本を見せた直後…‥死ぬ気で笑いを堪えて苦しそうにしているテマリがいた。俺はほんの少し殺意を持った『お前…笑いすぎ』『だって…だってお前がそんな…今日日少女でも信じない事で悩んで…あっはははっ…』『うっせよ』俺はみるみる恥ずかしくなり赤面した。その隙に持っていた本を取りその中の1ページには『祈願すると恋人といつまでも一緒にいられる神社について』とかかれていた。『それじゃあ〜シカマルの要望に答えてここにいって祈願でもしようか〜?』とテマリは走ってその神社に向かう道を走り行く『返せよ』俺は追いかけて強引に本を奪うとテマリを俺と壁で挟むようにして喋れないように唇を塞ぐ。『んんっ…//』唇を離すと彼女の顔はみるみる赤面していく。『俺はめんどくせぇけどよ…いつでもお前で一緒にいてぇって考えてたんだよ…。』出会った時は俺の方が低かった身長も体力もこの半年で俺はテマリを追い抜いていた…。今は小柄にすら思える肩に手を掛ける。『ゴメン…シカマル…』俺達は互いに見つめあいかなりいいムードになった…。さいわいこの辺は一本道でこの先にはこの古びた本に書いてある神社が有るのみ…。もちろん通る奴は滅多にいない…のだが…『…そういうことは…誰もいない所でやるべきだな』腕を組み毅然としているネジと目のやり場に困ってネジの後ろで赤面しているヒナタ。『違う…これは違うっ』ドカッと盛大に音を立てテマリから思いっきり後ろに突き飛ばされた『いってぇ…』ちきしょ〜いいとこ邪魔しやがって(シカマルの本音)『ご…誤解するな』ヒナタならともかく…動揺してるテマリのしらじらしすぎる言い訳が白眼の使い手で読心術も使える?ネジに通用するはずがなかった。『そういうことは密室でやれ…』顔色一つ変えずにいう。『だから違うっ!ところでお前達は何してんだ?』テマリは話題をかえた『確かにお前らが来た方向に神社があるだけだし…お参りでもしてたのかよ?』シカマルの疑問に2人は理由は解らないが…表情を曇らせる。『あぁ…そんな所だ…』おどおどして何も答えられないヒナタに代わりネジがいうとシカマルのもっている見覚えのある本を見て2人のやろうとしている事を察してネジは忠告する。『お前逹止めておけ…後悔することになる』シカマルとテマリは首を傾げる。この時にネジの忠告を聞いていれば…厄介な?事は起こらなかっただろう。
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