NARUTO

□遅刻厳禁
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「…ヤバイっ…シカマルとの約束時間がとっくに過ぎてる」

テマリはこれ以上待たせる訳にはいかず全力疾走する。

せっかくシカマルが自分からデートしようっていってくれたのに…あのめんどくさがりでジジくさくて…そんなシカマルが誘っててくれたのにぃ…こういうとき限って遅れるなんて最悪だ。

二人の約束場所はまだ遠く、待ち合わせは3時ちなみに今の時間は3時08分…もう既に時間は過ぎている。

しかし…早くシカマルに会いたい…そう思い走るテマリだった。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

一方では…裏路地を全力で走る男がいた。

「くっ…ヒナタ様との待ち合わせをしているのに任務が長引くとは…すべて…あの…熱血教師せいだ…。任務に落ち度があったとはいえ…何故俺たちが木の葉の周りを5周もしなくちゃならないんだ…(俺たち=喜ぶリーは除くのでテンテンと俺)」

ネジは全力で待ち合わせの場所へと走る。

もはや…約束の時間はすぎている。

だが…もしも…俺を待つ間にヒナタ様が…他の奴に声を掛けられたりされるのは絶対に嫌だ…。

そんなことを思い急ぐ。

『約束の場所=(木の葉の)高台に急いで行かなくては…』彼らは知らなかった…。

自分達と同じ場所で待ち合わせをしている者達がいることを。

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そして…‥・━━━━

「ガラにもなく…早く来ちまったな〜」

頭を掻きながら呟く少年。

高台に腰を掛けて雲を眺め、愛しい者が来るのを待つことしばし。

「あっシカマル君…」

小声で呼ばれて振り向くと見知った少女。

「ヒナタじゃねぇか」

顔見知りの人物がいたことに驚く

「こんなとこで何してんだ」

俺の質問に彼女は恥ずかしそうにおどおどしながら答える

「その…ネジ兄さんと待ち合わせしてるの」

「へぇ…お前ら付き合ってたのか?」

俺の欠伸まじりの質問にもろに動揺する

「えっ…///…その…あの…しシカマル君こそ…どうしてここに?」

「俺も待ち合わせ…。三時にな」

「もうすぐ…四時だよ?」

そういわれて俺は時計をみた

「マジかよ…」

雲を眺めていたせいで時間がたっていたことにきづかなかった自分が間抜けに思えた。

「ヒナタは何時に待ち合わせなんだ?」

「四時だよ」

…気まずい沈黙が空間を支配する…。

気まずくなって当然だった。

二人して約束の時間を過ぎているのに相手がこないのだから。

今の時刻が四時7分…シカマルに限っては一時間以上も待たされていることにことなる
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