スターオーシャン

□You are happy??
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「…‥」
「……‥」
「………‥」
Repeat
Etc(30分程度経過)

「…‥沈黙は肯定とみなすよ?」

「…‥」

とあるマンションの一室でレオンと一緒にいるのはプリシス。

プリシスはデディベアのぬいぐるみを抱きクッションの代わりにして黙り込んでた。

沈黙に痺れを切らしたのはレオンの方が先だった。

ちなみにレオン、プリシス、レナの3人で借りルームシェアのような形で個室を分け地球での生活をしているのがこのマンションである。

レナは軍医の研修ミッションで10日程不在にしているのはレオンにとっては好都合だった。

「いったよね?…僕の背がプリシスより高くなったらあの時の返事するって……君がいったんだ」

レオンはいつになく余裕をなくしている。それを隠すように言葉を紡ぐ。

そうあのファンシティでの告白、あのときプリシスはその場しのぎにいった台詞はついに実現されてしまったのだ。

レオンはこの二年で身長は伸びついにはプリシスやレナの背に追い付き抜いてしまった。

「…‥」

という訳でプリシスは告白の返事を迫られているという訳である。

これで嫌いなら彼女らしくきってすてるだけなのだが、彼女はレオンに好意をもっているからこそ答えられないでいる始末。

クロードは好いてはいたが一人っ子故に兄に対する憧れみたいな感情になっていくなかで年下の生意気少年に好かれていく自分をみとめたくないというのもあってとうとう言葉どうり先伸ばしをしてしまったのである。
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