海賊
□黒色と金色
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あぁ・・・俺、こいつが好きだ・・・。
核心に近付いた俺だけど、何も出来ないまま毎日が過ぎて行った。
そぅ・・・俺は背中を押されないと何も出来ない。
あの日もそうだった様に・・・。
俺はこいつ無しには生きられないことを漸く知った。
「ルフィ・・・」
「なんだぁ?」
「なんだ・・・その・・・ありがとな」
「???」
貴方が此処に存在することに感謝しよう。
貴方が今、生きてることに感謝しよう。
貴方があの時背中を押してくれたことに感謝しよう。
「それと・・・」
そして今度は自分で歩みださなければいけない番。
「好きだ」
たったひとつの言葉が一輪の華を風に靡かせた。
たったひとつの言葉が一輪の華を雨に打たせた。
たったひとつの言葉が一輪の華を満開に咲かせた。
「サンジ!!俺もだ♪」
黒が金とまざる。
あぁ・・・俺、こいつが好きだ。
END