ホイッスル!
□目覚めたらそこに君がいて
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いつからだろうか
将にこんな気持ちをもったのは
将が愛しくて堪らない
笑顔が眩しくて可愛くて堪らない
なのに最近俺の将に悪い虫がついてきている
はっきりいって鬱陶しい
将は俺が護る
意地でも渡さない
目覚めたらそこに
君がいて
功はいつもどおり昼ごろ起きた
将は今日部活は休みのようだ
お昼を作っているのだろうキッチンの方から音がする
将の料理は美味しい、功が一人暮らしだった頃が嘘かのように暮らし向きがよくなった
ご飯だけじゃない。掃除も洗濯もみんな将がこなしてくれる
(エプロン姿…
新妻みたい
結構幸せもんだよな俺)
「ん〜いいにおい」
「あっ、功兄。おはよう」
今日も笑顔が眩しい
「おはよう」
「朝ご飯、僕のお昼と同じメニューでいい?」
「んー」
この匂いは味噌汁。和食か…
と思いきやフライパンにはハムエッグが…
(まぁ、どっちにしろ美味いからいいか)
「じゃあ用意するから顔洗ってきて」
将についてのことはばっちり考えれたのだが今何時かもわかっていない半分寝呆けている功はとぼとぼと洗面所へ力ない返事を返しつつ向かう
(さてと、顔洗って
歯研いて、ん?歯磨き粉切れそうだなぁ
髭を剃らなきゃな
ん〜いい男だな
よし、寝癖があんまり直ってないけどまぁ無造作ヘアーってことで)
「あっ功兄、もうちょっとだから待っててね」
功が戻ってきたのを見ると将は火を止めた。どうやらもう一品作ってたらしい
功がフライパンを覗くと
・
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・
・
うゎお〜炒飯だ〜
「どうかした?功兄?…あっ、ごめん、食べたいもの作ってたらみんなバラバラなものになっちゃって…。何か違うもの作るから……、功兄寝癖直ってないよ直してきたら?」
(やっぱり寝癖に見えるか……)
「別にいいよ」
その後、ちゃんと将に悪戯せずに遅い朝食を食べた。
(やっぱり将のメシはうまいな)
「ごちそうさま」