感夢室
□I二回戦
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逃れようとしても楽斗の力には敵わない。
ベッドをズリズリと移動するだけ。
「ほら、落っこちちゃうよ」
頭が半分ベッドの端に落ちかかったところで楽斗の腕が私を支えた。
その瞬間、私は体を上に持ち上げ指から逃れた。
そしてそのまま楽斗に跨り、自分で楽斗の体と繋げる。
「ふふふふふ」
良し勝った!と勝負でもしていたかのように勝ち誇っていると、楽斗は声に出して笑った。
「可愛いなぁ」
負けましたと言わんばかりに優しく笑う楽斗に満足していると…
いきなり激しい腰の動きと共に力強く打ち付けられた。
「あぁっ!んっ!あっんーー!」
その激しい攻撃に、体を抑えるのに必死で何も考えられなくなる。
でもこの瞬間が好きだったりもする。