観夢室
□楽園
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私は待ち合わせの約束をした後、逸る気持ちを抑えて家路へと向かう。
そして、部屋に戻り明日の洋服を選ぶ。
それ所ではない筈なのに。
今日の彼は…前と変わらなかった…
赤い眼をした男は現れなかった…
こうしている間も彼を苦しめているんだろうか。
許せない…苦しめ続けたあの男が許せない…
そんな事を考えていれば眠れるはずがなく、一睡も出来ぬまま
待ち合わせの場所へと向かう事になった。
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