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□物語の始まり
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悲しく始まる序章に

何故か心を奪われた。

どうして、この物語を読もうと思ったのか…

自分自身が分からない。

それでも心惹かれ、読み進む内に更に嵌って抜け出せなくなる。

飽きる事の無い文章。

飽きる事の無い背景描写。

その全てが狂おしく愛おしい。
頁を捲る事に喜びを覚え、
次の展開を期待する。


物語の終わりなんて今はいらない。

今はただ、物語の女の子に恋をする自分を好きになりたい。

だから…

嘘でもいい…一言、たった一言…君の本音を聞きたい。

君の声で…



それで、僕は満足なんだ。

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