短編小説@

□舞台裏
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それは、ある日の出来事……。











舞台裏










「なぁ、ロイドくん」

ロイドの隣でずっと黙っていたゼロスが重い口を開いた。

「ん?何だよ」

手に持っていたグラスを傾け、喉を潤す。

「さっきからずっと気になっていたんだけどさ」

「うん」

「あれって……ラッコだったのかな?」

「……さあ?」

「ホタテ持ってたし……」

二人を包み込む静寂。

「何か……俺さま、価値観変わりそう」

「ゼロスが!?」

「ロイドくん、その反応はムカつく」

二人は同時に溜め息をつき、ジュースを飲み干した。

「たまには、そういうのもいいんじゃねぇか?」

ロイドは立ち上がり、にっと笑った。

「やっぱ、固定された世界じゃダメなんだよ」

「ロイドくん……」

「世界は広いんだしさ」

「大人になったな〜。俺さま嬉しい」

「俺は、その反応がムカつくよ」

歩き始めるロイド。

「でもさ、ロイドくん。コレットちゃんが今日の放送聞いて、語尾に「わん」とかつけ始めたら、どうする?」

「……ι」

思わず考え込むロイド。

「それは、有り得ないだろ。……多分」

「だといいけどね〜」

意味深に笑うゼロスに寒気がした。










―後日。

「ロイド〜、朝ご飯だわん♪」

「……ι」











■END■






2005/11/12UP











■後書き■

昨日UPするつもりが、接続できず。
本当は、リク小説をUPしたかったんです……。

これは、某スポーツ漫画(アニメ)のラジオで、テイルズキャラがそろっていたので。
今月(11月)のパーソナリティーが、ロイドとゼロス。
ゲストがモフモフの誰かだったんですよ。(他サイト様にて、知りました)
思わず、意味不明なモノを書いてしまいました。
すみません。

ここまで読んで下さってありがとうございました。
何かありましたら、掲示板までお願いします。



槻城花音

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